セレモニーホール新庄の保角と申します。
私は昨年、祖父を亡くしました。
私は祖父とは、小さい頃からずっと一緒に暮らしており
生前はよく2人で買い物に出かけたり、
温泉に行ったりなど仲が良く、私は祖父のことが大好きでした。
そんな大好きな祖父が病気で倒れ、
祖父は病気療養のため、長らく入院していました。
私は休みの日や、仕事が終わってからなど行ける時は病院に通い
祖父に会いに行っていました。
そんな日々が続く中、祖父の死は突然やってきました…
私は身内の死に立ち会うのが初めてで、祖父の死を目の前にして
大きな悲しみと動揺に襲われていました。
涙が止まらず、ずっと泣いていた私にその時
社長が「しっかりしろ。自分が今までやってきたことを今しないでどうする。」と
声をかけてくれ、それから私は我に返り、葬儀に携わっている人間として
亡くなった祖父に対して自分ができることをしっかりしなくては
という気持ちになりました。
祖父は家が好きな人だったので、最期は家から送り出してあげたいという思いで
通夜は自宅で葬儀は式場でという形にしました。
慌しく準備をしていく中で、私は家族や周りから「これって何?」「次はどうしたらいい?」などと
聞かれたことにアドバイスしたり、必要なものを準備したりなどしました。
そして葬儀では、弔辞を読み、祖父と最期のお別れを無事、終えることができました。
私は今回、祖父の葬儀で、これまで葬祭スタッフとして働いてきて学んだこと
経験してきたことを行い、自分の手で大好きな祖父を送り出すことができてよかったです。
身内の大切な人との別れを経験し、その辛さを知った事で
今まで以上に葬家の方たちの気持ちに寄り添うことができるのではないかと
思います。
これからも真心を込めて
大切な方との最期のお別れのお手伝いをさせて頂きたいと思います。